フッ化物とう蝕予防(4)

ホームケアによるフッ化物応用のお話をしていますが、細かく言いますと、濃度0.05ppmF以上(再石灰化の促進に有効な最低濃度)をどれだけ維持できるかがポイントになります。 目安としては、日中であれば朝食後や昼食後にフッ化物配合歯磨剤で磨くと、応用後2時間程度はその濃度が保たれます。就寝直前応用の場合は、就寝中は唾液がストップすることから、翌朝起床までの長時間効果を保つことができます。

ただし、これはあくまでも「就寝直前」に行った場合に限ります。

例えば、夕食後にフッ化物配合歯磨剤で歯を磨いた後、直ぐに就寝せず、テレビを視聴するなどして過ごした場合には、唾液のクリアランスによって就寝時には0.05ppmF近くまで低下してしまい、睡眠中の再石灰化の効果は期待できません。

そこで、就寝前にもう一度フッ化物を手軽に供給する手段として有効なのが洗口液です。30秒程度のうがいで済むため非常に手軽です。フッ化物洗口液で就寝直前にフッ化物濃度を高めておくと、1日の飲食で脱灰してう蝕になりかった部分が睡眠中に修復され、翌日をきれいな状態で始められる。これが理想の再石灰化サイクルです。

洗口液の代わりにジェルを使用し、セカンドブラッシングとして30秒ほど歯面に伸ばす感じで行っても構いません。また、乳歯の一番奥と二番目の間には、フロスにフッ化物を浸み込ませて利用するのが有効です。フッ化物洗口の際に、フロスをする習慣をつけると良いと思います。



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