「歯ブラシ」+「歯間ブラシ」の効用

国民のほとんどが自分の歯ブラシを持ち、時代を経るに従って、歯みがきの回数も1日1回がトップだった1969年から、2011年には1日2回がトップになっています。毎食後あるいは1日3回歯を磨く人の割合も20%を大きく超えています。では、1日に数回、毎日のように歯みがきをしているにも関わらず、歯を失う原因の多くがウ蝕や歯周病であるのはなぜでしょうか。

その大きな理由として挙げられるにが、歯間部清掃が不十分であることです。
歯間部清掃用具がどのくらい使われているかと云うデータについて、保険福祉動向調査と国民健康・栄養調査での結果は次のようになっています。

保険福祉動向調査の結果では、1993年の歯間部清掃用具を使用している者の割合は、35~44歳で19.3%、45~54歳で17.8%でした。
6年後の同調査では、35~44歳32.6%、45~54歳で29.3%といずれも増加しているものの、まだまだ少ない水準です。
なた、2010年の国民健康・栄養調査では、デンタルフロス使用者はおよそ13%、歯間ブラシ使用者はおよそ11%と云う結果が報告されています。

歯間ブラシでの歯間部清掃は、歯間部のプラーク除去に必須で、歯周病予防に効果的です。歯間部に挿し込んで清掃する歯間ブラシは、歯間部に隙間がある人が使う物と思われがちです。しかし、歯の隣接部は、歯の形状が曲線で口蓋や舌側になるにしたがって細くなるために、健康な歯周組織の人でも小さな隙間があります。

最近では、その小さな隙間にも挿入できる4S(フォーエス)やSSS(スリーエス)という細いタイプの歯間ブラシが開発され、歯周組織が健康な人の歯間部清掃に役立っています。

初めて歯間ブラシを使う際に、歯肉が腫れている場合には、まず歯ブラシでブラッシングを行い、歯ブラシの清掃によりある程度歯肉腫脹が引いた段階から歯間ブラシを使い始めます。歯肉腫脹が残る歯間部からは、少し出血しますが、根気よく使い続けることで、出血も除々に減り、やがて止まります。その後は積極的に歯間ブラシを使っていきましょう。



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