口腔ガンの早期発見(3):LBC法口腔内細胞診検査により、検査にかかる手間は少なくなっています。

口腔ガンを早期発見することの重要性は理解できても、実際に日常診療の中で取り組むとなると、歯科医も患者さんも負担を感じる事と思います。
なかでも、口腔内細胞診検査は手間がかかると受け止められています。確かに以前から行われている直接塗抹法は、ブラシなどで採取した細胞をスライドガラスに塗抹し、採取者が自分で標本を作製しなければならないため、手間がかかります。

しかし近年は、LBC法(Liquid based cytology/液状化検体細胞診)と呼ばれる新しい口腔内細胞診検査が登場し、検査にかかる手間は少なくなっています。LBC法は、歯間ブラシなどの採取器具で口腔内をぬぐい、それを固定液で洗う、またはブラシを液に入れるだけなので、手間が減るのはもちろんのこと、検査にあまり慣れていない一般歯科医が実施しても細胞採取の失敗が少なく、検査精度も高まります。また、従来法に比べて検査に必要な備品が少ないのでコストが安いという利点もあります。

LBC法に使用する固定液は長期保存が可能なので、口腔ガン検診に本格的に取り組まなくても、かかりつけの患者さんの歯科治療を行う中で疑わしい口腔ガンの病変を見つけたときに適切に対応できるよう、緊急時のニトロ舌下錠など他の常備品と同様に用意できる物と思われます。

また、LBC法による口腔内細胞診検査を取り扱う検査会社も増えてきましたが、依頼先の一つとして、歯科医の卒業大学に問い合わせる歯科医も多くいるようです。一般歯科診療所がより実効性のある口腔ガン検診を行うためには江戸川区のように医科歯科連携も欠かせません。特に診療の領域が重なる耳鼻咽喉科との連携を図っていくことが重要なポイントになると考えます。

一人でも多くの潜在性口腔ガン患者さんが、早期にその口腔ガンが発見され、早い段階で適切な処置を受けることによって、尊い命が救われることを願っています。



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